興福寺 国宝館

写真は東金堂・五重塔です。
奈良国立博物館を見学し、昼食を済ませ、興福寺へ。
たまに興福寺を知らない人がいてびっくりさせられます。案外マイナーなお寺のようです。ですが国宝館にある逸品の数々は何があっても見ておくべきでしょう。
まずは法相六祖坐像十大弟子立像を見ます。心は動かされません。
つづいて板彫十二神将立像。これは見事。4cmほどの厚板から作られているとは思えません。神将らしからぬ可愛げのある表情をしたものもあります。
そして仏頭。はじめて見たときは「頭だけで国宝なんておかしい」くらいにしか思いませんでしたし、それからも良いとは思いませんでした。でも今回は「仏頭イケてる」と感じます。ふっくらとした顔立ちなのですが端整で、引き締まった印象を与えます。
次は私が大好きな金剛力士像。中学の修学旅行で見て以来かなりの間 一番好きな仏像はこの金剛力士(阿形)でした。鍛えぬかれ躍動する筋肉。あの構えから繰り出される拳で打たれたら一撃で倒れるでしょう。
ここに来たら金剛力士(阿形)とニラメッコすることにしてます。中学時代はビビッテしまってすぐ目をそらしてしまいましたが、今は結構闘えます。でもまだ「お前になんか負けないぞ」と言う勇気はありません。
八部衆立像に移ります。いよいよ阿修羅と御対面です。今までは、これほどまでに素晴らしいとは感じませんでしたが、今回はしびれました。
帝釈天と激しい闘いを繰り広げていたとのことですが、表面的には穏やかで、そうした激しさは内側に秘められているようです。仏教に帰依するときに何を悟ったのか聞いてみたいと思いました。
八部衆立像では迦楼羅(かるら)も気に入りました。そういえば五部浄がいらっしゃらなかったんですが、今どこにおられるのでしょう?
最後は天灯鬼・龍灯鬼像。いつもは四天王に踏み潰されている邪鬼が主役となった作品です。とても可愛らしい。でも「鬼」がつくくらいだから怒ったら手に負えないんだろうなあ。
鑑賞中は何組かの観光客とぶつかりました。でも大半の人は「ハイ、見た、見た、見た」と指差し確認しながら仏像の前を通り過ぎるので、少し待っているとまた一人でじっくり見ることができます。
観光客が次から次へと来る観光シーズンではこうはいかないので、良い時期を選んだものだと思いました。
前の項目へ次の項目へ
「奈良・仏像巡り」へ
せぎてつ伝言板
このページの感想をどうぞ!
お名前(匿名OK):

メールアドレス:
最終更新日 : 1999年9月13日(月)