東寺 講堂

写真は五重塔です。
「奈良・仏像巡り」といいながら最後の寺は京都の東寺です。密教の寺なので今までの寺とは大分感じが違います。
土曜日ということで他のお客さんもそれなりにいました。熱心に鑑賞するお客さんが多かったので、私も一緒に静かに鑑賞しました。
講堂には二十一体の仏像が配置されています。これは弘法大師の密教の教えを表現する立体曼荼羅だそうです。
一体一体見ていきたいところですが、何と大日如来四天王が修理中ということで、いらっしゃいませんでした。四天王好きの私としてはとても残念です。
一通り眺めて帝釈天の顔が気に入りました。とても渋い顔立ちでガンダーラ仏に通じる格好良さがあります。この顔は後補のものです。
堂の中を何往復かして仏像を見ていきます。中心にある五仏すべてと、向かって右にある五菩薩中の金剛波羅蜜多菩薩は後補のもので、造りがはっきりと粗いです。残りの四菩薩と向かって左にある五明王を中心に見ていきます。
やはり不動明王が一番素晴らしいです。中心にある像のうち後補でないものはこれだけなので当たり前ですか。
ずっと見ていても、どうも心に訴えてくるものがありません。これは私が曼荼羅というものを全く理解していないために、これらの仏が何を表現しているか解らないからです。
そのうち解るかもと思い見ていましたが駄目でした。曼荼羅を勉強して出直すことにして講堂を去ります。
「奈良・京都の古寺巡り」によると、仏像の置き方は変わっているようです。大日如来を取り囲む四仏は東西から向き合っていて、梵天は西方に帝釈天は東方に置かれて(現在は逆)やはり向き合っていたそうです。
仏像一体一体を拝むことよりも曼荼羅の世界を表現することに重きが置かれている仏像群なので、弘法大師が意図したように置いて欲しいと思いました。
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最終更新日 : 1999年9月18日(土)