密集が崩れたら?


簡単な判別法

密集が崩れてボールが出なくなった場合は「パイルアップ」といってスクラムになります。

このときにどちらボールのスクラムになるかは、どのような状況で密集ができたかによりますが、簡単には

が、ボールを投入します。


より詳しく

上記の判断でほとんど間違いありませんが、例外もあります。厳密な判断をラックとモールの場合に分けて説明します。

ラックの場合

競技規則を引用すると

ラックの中のボールがプレーできない状態になったときはスクラムを命じ、停止する直前に前進していた側がボールを入れる。どちらのチームも前進していなかったり、どちらのチームが前進していたかレフリーが判断できないときは、ラックが形成される直前に前進していた側がボールを入れ、どちらのチームも前進していなかったときは、攻撃側がボールを入れる。

となっています。

つまり

という三つの基準を順に調べ、該当するチームがあったところで、そのチームのボールのスクラムで試合を再開します。

ボールを持ったチームが前進したときに意図的にラックを形成することが多いので、どの基準が適用されても「ボールを持ち込んだ側」のボールのスクラムで試合が再開されることが多くなります。

モールの場合

競技規則を引用すると

(a)モールが停止したとき、またはモールの中のボールがプレーできない状態になったときはスクラムを命じ、モール開始時にボールを所持していなかった側がボールを入れる。どちらのチームが所持していたか判定できないときは競技停止の直前に前進していた側がボールを入れ、どちらのチームも前進していなかったときは、攻撃側がボールを入れる。

となっています。

つまり次の三つの基準

を順に調べ、該当するチームがあったところで、そのチームのボールのスクラムで試合を再開します。

「モール開始時に、ボールを保持していなかったのはどちらか」が判別できない場合はまずないので、ほぼ間違いなくボールを持ち込んだ相手側のボール、すなわちボールを持ち込まれた側のボールのスクラムで試合再開となります。

競技規則には続きがあって

(b)キックオフまたはドロップアウトを除き、相手側のキックしたボールを直接キャッチしたプレヤーが直ちに相手側に捕らえられてモールが形成され、ボールがプレーできない状態になったりモールが停止した場合には、その結果生じるスクラムへのボールの投入はボールをキャッチした側が行なう。

というのがあります。

キックをキャッチした後ですぐにモールが形成されパイルアップになった場合には、ボールをキャッチした側すなわちボールを持ち込んだ側のボールのスクラムで試合が再開されます。

例外の例外のようになりますが、キックオフ・ドロップアウトからのキックは別です。


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