「あまった」とは?


テレビでラグビーを見ていると解説者が「いま、あまってたんですけどね」と言うことがあります。この「あまった」とはなんのことでしょう?

「あまった」とは「人数があまった」ということで、ラインに参加している攻撃側の人数が防御側の人数よりも多い場合にこう言います。

あまったときは決定的なチャンスです。攻撃側がきちんと攻めればゲインラインを大きく越えることができます。

ラグビーでは防御側に許された唯一の手段はタックルです。タックルはボールを持った選手を体当たりで止めるような形になるため、一人の防御側の選手が一人の攻撃側の選手を止めることしかできません。したがって、人数があまった状態では、攻撃側の選手の誰かがフリーになり、自分にタックルしにくる相手がいないという状況になります。


「あまった」状態の説明図

上の図では攻撃側はスタンドセンターウィング の3人、防御側は敵のセンター敵のウィング の2人なので、あまった状態です。スタンド敵のセンター を引きつけ、ニセン敵のウィング を引きつけて、最後にウィング を余らせています。ウィング は邪魔する者がいないので、ゲインラインを大きく越えることができます。

ライン攻撃では様々な戦術を駆使して、最終的に「あまった」状態を作り出すことを狙います。


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